NLPは恋愛で役立つのか?
心理学の本などをよく読んでいる人ならNLPという言葉を聞いたことがあると思います。
NLPとは、Neuro-Linguistic Programming、和訳すると神経言語プログラミングのことです。
NLPは心理学の一種で、簡単に説明すると、無意識による心理への働きかけをメインとする心理学です。
今までにこのサイトで紹介してきた心理テクニックともかぶる部分はあります。
元々、心理学から派生しているので、ハッキリした境界線がないのです。
有名なミラーリングなどのテクニックは、心理学・NLPのどちらでも紹介されたりします。
とりあえず、NLPとはどのようなものなのか、簡単にいくつか用語を挙げて紹介してみます。
・リフレーミング
考え方や習慣の枠組みを変えて、ポジティブに物事を考えられるようにする
・ラポール
相手との信頼関係のことで、無意識への働きかけを用いて形成する
・キャリブレーション
相手の無意識から生じる表情の違いを見分けるテクニック
このようにNLPでは一般的な心理テクニックとは違い、自分や相手に対しての無意識による心理への働きかけを行います。
無意識に働きかけるというと魅力的にも聞こえますが、実際には無意識よりも意識に訴えかけた方が、効果が桁違いに大きいです。
無意識に訴えかける方法を大量にマスターしたところで、会話力などの意識に訴えかけるコミュニケーションができていないと、効果は期待出来ません。
例えば先ほどのミラーリングは、相手の行動を鏡のように真似たりして親近感を抱かせる、というテクニックですが、それ以前の段階で仲良くなってない人がそんなことをしても、気持ち悪いと思われるのがオチです。
いくらNLPのテクニックを磨いても、実際の会話で女性を楽しませられないなら、全く意味がないのです。
NLPでは相槌の打ち方などもあります。
相手を最高に気持ちよくさせるタイミングで相槌を打つことで、無意識にラポールを形成するというものです。
しかしいくら相槌のタイミングが良くても、そもそも盛り上がっていない会話、女性が興味を持っていない会話をしていては全く意味がありません。
かといってNLPが全く役に立たないテクニックだと言っているわけではありません。
会話の内容がほぼ完璧なら、NLPのテクニックを上手く使うことで、より一層、女性にモテるようになると思います。
しかしどちらを優先すべきかは明らかですよね。
まずは会話力をしっかりと身につけ、そして女性の好む話題を知って、誰とでも盛り上がれるようになることが先決です。
ただし同じ無意識でも「相手を不快にさせる無意識の行動」には気をつけましょう。
よくあるのが貧乏ゆすり・食べ方が汚い・爪を噛むなどです。
これらの無意識に女性を不快にさせる行動は、絶対にしないようにしましょう。
NLPがここまで人気が出た理由としては、無意識に働きかけるので、失敗しても仕掛けた本人にダメージがない事が挙げられます。
一般的な恋愛テクニックを使って普通に誘って断られるのは怖いけれど、無意識に働きかけて好意を持たせるだけなら失敗しても何も損害がないですよね。
なのである意味、コミュニケーションにトラウマを持っているような人でも使いやすいのが特長です。
しかし何度も言いますが、あくまでも会話力やそれ以前の段階で気に入られてなければ、NLPのテクニックだけでは恋愛関係になど発展しません。
失敗を恐れる気持ちはわかりますが、失敗を恐れていては恋愛は出来ないのです。
恋愛マスターと呼ばれるような人でも、フラれるときはフラれます。
それを乗り越える本当の強さを身につけましょう。
追記
ただし今の自信のない自分を変えるため、喫煙などやめたいと思っているけどやめられないという方が、NLPを有効に使うのはいい方法だと思います。
そのために有効な本をいくつか紹介しておきます。
特にオススメは一瞬で自分を変える法 (知的生きかた文庫)です。
文庫で安く買えますし、恋愛以外のビジネスなどでも役立ちます。