催眠誘導のテクニックを応用する

今回解説するのは、催眠誘導のテクニックを使って、女性にデートをOKさせたり、自分への好意を抱かせるという会話テクニックです。

催眠と聞いた時点でどんなイメージを持ちましたか?

多くの人は胡散臭いとか、信じられない、催眠なんてヤラセだろ、という意見でしょう。

実際、テレビなどでやっている催眠術のショーなどを見ると、そう感じると思います。

しかし催眠というのは精神医療やカウンセリングにも使われている、実際に効果のあるものなのです。

そしてその相手を催眠状態にするための語りかけ、つまり暗示は、営業や販売、さらには恋愛にも役立つとして、様々な人達が取り入れています。

 

まず催眠の流派について簡単に説明しておきます。

テレビなどで行われている催眠術は古典催眠と呼ばれます。

振り子を使ったり、一点を見つめさせて暗示をいれて指を鳴らすと手が開かなくなるとか言った、いかにも催眠術といった感じのものです。

見たり掛けたりする分には面白いですが、あくまでショー的な要素が強く、実用性に欠けます。

 

そして医療などで使われるのは現代催眠とかエリクソン催眠と呼ばれます。

明確な暗示などはなく、言葉の使い方などを工夫したりして、傍目には催眠だと分からないように進めていきます。

ちなみにNLPはこのエリクソン催眠の祖である、ミルトン・エリクソンの語りかけや暗示を研究して生まれたものです。

このエリクソン催眠だと掛けられた方にもほとんど自覚がないため、いろんな分野に応用しやすいのです。

古典催眠のやり方で物を売りつけたりしても、後でキャンセルされるだけですからね(笑)

 

また催眠というと、意識がない状態にしてしまったりするのを想像する方も多いですが、実際にはそこまでしないことが多いです。

ショー的に面白いレベルに深い催眠状態に落としたいという場合でもなければ、そこまでする必要性もありません。

特に現代催眠では、普通に意識を保っている浅い催眠状態にとどめることが多いです。

 

前置きが長くなりすぎましたが、実際にどのような暗示を入れていくのかについてです。

まず誰にでも通用するテンプレートみたいなものはありません。

実際の催眠でもそうなのですが、相手によって、状況によって、話すことは変えていかないといけません。

今までの会話の流れ、今のお互いの関係性、相手の好み、どういう話し方をすればよりイメージしてくれやすいか、などを総合的に考えていく必要があります。

 

簡単な例を挙げてみます。

ターゲットの女性と二人で食事しているときに、過去の恋愛話をしていて、その女性がすごく好きだった男性がいたけど告白できなかったという話をしたとしましょう。

その時に相手の女性がどういうイメージを思い出しているかを探り当てます。

二人でいるシーンを思い出しているのか、相手の男性の声や話したことを思い出しているのか、といったことです。

仮に二人でいるシーンを思い出しているようなら、そこで「そんなに好きだったんだ。じゃあ仮に僕がその彼だとして、こんな風に近寄ってこられたらすごいドキドキするよね?」

と言って少し近づいてみます。

そうすることで相手の女性は勝手にその好きだった人のイメージを自分に移してくれて、ドキドキしてくれます。

 

少しベタな例ですがこんな感じです。

もちろんこれを一度やっただけで惚れてくれるほど単純ではありません。

上手くハマるイメージを何度か繰り返すことで、あなたへのドキドキ感が現実のものと勘違いしていき、本当に恋愛感情を抱くようになります。

 

実際に使いこなすにはもう少し、詳しく知る必要があると思います。

また機会があったら、より詳しくこのテクニックについて解説したいと思います。

 

今回は少し特殊な催眠テクニックを応用した会話術を紹介しました。

なぜ私が催眠に関する技法について語るのか、疑問に思う方もいると思います。

実は私は心理学を学ぶ過程で催眠術にも興味を持ち、今では自分でも掛けられます。

もし興味のある方が多いようでしたら、私が学んできた催眠術の知識やテクニックを限定で公開してもいいと思っています。

もし知りたい方はこちらから連絡してください。一定数以上の連絡があれば、公開する準備を始めます。

ただし私はちゃんとした催眠術の師匠などがおらず(プロの方のDVDは見ましたが)、ほぼ独学で習得したためかなり自己流です。それでもいいという方のみお待ちしています。