心理学は恋愛シーンでは役立たない?
恋愛での駆け引きなどに興味を持った方なら、いろんな心理学やそれを応用した心理テクニックについて読んだことのある方も多いと思います。
たとえば「ザイオンス効果」、接触回数が多ければ多いほど好感度が上がっていくというものです。
CMなんかはこれを応用しています。何度も商品の名前やパッケージを見せることで親近感を持たせ、店頭で見かけたりしたらつい購入してしまったなんてのはよくあることです。
ですが接触回数が多いだけで好意を持たれるなら、ストーカーはモテモテですよね(笑)
毎日、待ち伏せてつきまとったり、LINEを山ほど送れば、好意どころか嫌悪されるだけです。
では心理学は恋愛シーンでは役に立たないのか?
結論から言えば役に立ちます。
恋愛において心理学のテクニックが役に立つことは、有名な恋愛マスターと呼ばれる人達の多くが心理学を学んだ経験があるのを見ても分かります。
ですがそのためには自分の置かれている立場・相手との関係を見極めて使っていく必要があります。
先ほどのザイオンス効果の場合、使う前の時点で自分が最低限の好意を持たれているかどうかが問題です。
このザイオンス効果、好感度を上げるというよりも今持っている感情を上げるという感じです。
要は最初に好感を持たれていたらより好感度が上がり、最初に悪い印象を与えていたらより悪くなります。
なので第一印象を良くすること、仮にあまり良い印象を与えられなかった場合は、少し間を置くなどしてリセットして、次に会うときに違う印象を与えるようにしましょう。
状況や関係を見極めて使う事は、恋愛シーンだけでなく、ビジネスや友人関係などどんな場面でも心理学を応用する際に覚えておくべき重要な事です。
そのためには多くの女性と出会い、会話したりしてある程度の経験を積んでいく必要性があります。
もちろん並行して心理学の知識を身につけておくのは良いことです。
ただし先ほどの例のように、知識に振り回されずにちゃんと相手の反応を見ながら少しずつ使っていきましょう。
心理学の本は多くの場合、心理学者が書いているので、理論の部分しか書かれていません。
言っていることは正しいけれど、それをどうやって実践に応用するか、このシーンではどういうテクニックを使えばいいかという部分についての記述が乏しいです。
知識と経験をバランス良く増やして、自在に心理コントロール出来るようになりましょう。
最後にこれから心理学のテクニックを学びたい人にオススメの本を紹介しておきます。
「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学(著:ゆうきゆう)
タイトル通り初めて恋愛心理学について読む人にオススメのわかりやすい一冊。
ワルの恋愛術(著:内藤誼人)
口語体で書かれた珍しい心理学者による本。それでいてデータも豊富で内容はしっかりしている。